三菱UFJ銀行と三井住友銀行のATM相互開放
11/7付の日経新聞のニュースより
「三菱UFJ銀行と三井住友銀行は2019年前半にもATMを相互開放する」
という記事が掲載されました。
預金者は両行のATMで平日の日中に現金を引き出す際の手数料が無料になるそうです。
当面は店舗外の計2,300カ所程度を対象となり、相互開放の対象は駅前や商業施設など
銀行店舗の外にある無人拠点に置いたATMになる予定です。
そして、将来的は全国で両行約1万4000台あるすべての拠点のATMを
相互開放することが検討されています。
最近では、ネットバンキングを利用する方が増えてきていて、
ATM稼働率が落ちているのも影響しているのでしょう。
これまでも「みずほ銀行」と「イオン銀行」が
2013年から相互開放していますが、メガ銀行同士では初めてです。
両行相互開放の効果
両行は相互開放に伴い、計500~600程度のATM拠点を廃止する方針で、
年間数十億円程度の経費削減が見込まれているようです。
現在は他行の口座から現金を引き出すと平日日中(午前8時45分~午後6時)で108円、
早朝や夜間は216円の手数料がかかっています。
この相互開放により、三菱UFJか三井住友にどちらかの銀行口座があれば
預金の引き出しで両行のATMを同じように使えるようになるので便利になります。
おそらく、両行間の振込手数料については、安くなるか、無料になる可能性もあるかもしれません。
欧米の銀行は
欧米の銀行では口座維持手数料を徴収するところがほとんどですが
預金の引き出しに関しては24時間・休祝日も手数料が無料のところが多いです。
みずほ銀行は
3大メガバンクの一角である「みずほ銀行」に関しては現在新しい勘定系システムへの
移行を進めているので、今回の相互開放に加わっていないようですが、
おそらく今回の流れを受けて、今後はこの流れに加わる可能性は大きいと思われます。

くろやなぎ

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