「インボイス制度が10月1日より施行」
インボイス制度が10月より施行されました。
もともと免税事業者で消費税を納めていなかった事業者にとっては死活問題で、
すでにインボイスに反対している人が廃業してしまったというニュースなどでチラホラ伺っております。
一方でよく考えてみると、本来は国民の義務である納税を免税事業者という特例で消費税を払っていなかった(イヤな言い方をすると利益分の消費税を懐に入れていた状態)という恩恵を受けていたので、いざインボイスが始まったらなんだかんだ騒ぐのはいかがなものかというご意見があるのも事実です。
という私自身も昨年社労士開業したばかりで、これまで免税業者で消費税を納めていなかった身ということもありますが、どちらの言い分もご意見としてとてもよく理解しております。
個人的な意見として日本は他の先進国と比べても、税に対する知識・理解が不足しているように感じます。
その1つとして、会社員の年末調整があるかと考えています。
年末調整のおかげで自分自身で確定申告しなくて済む方が多いので便利な制度ではあります。
ただ、一方で給与から税が天引きされてしまうので、普段から税金を納めているという感覚が希薄になってしまうのかなと感じます。
私自身そうならないようにと、毎年サラリーマンの時代から確定申告をしていて(資産運用をしていたから必要だったということもありますが)、毎年どのくらい納税しているのかを実感しながらやっていました。
特に医療費控除が適用される方は、税金が払いすぎている分が還付されるのでぜひ確定申告していただきたないなあと思います。