Release: 2022/09/09 Update: 2022/09/09
<コラム>社員アンケートは覚悟を持って受け止める
会社が社員(職員)にアンケートを取ることによって、「職場環境の改善を図りたい」というご相談を受けることがありますが、
ここで重要なのが、実施した会社・社長(経営者)がきちんと「アンケート結果を真摯に受け止める」ということです。実際に多く寄せられたことについて「なるほど」と社員の考えていることに耳を傾ける(傾聴)ことが重要です。
よくありがちなのが、結果を社員に公表することまではしたということでそれはよいことなのですが、そのあとは何の対策も講じずに「ほったらかしにする」のは逆効果です。
それならば最初からアンケートを取らない方が無難です。
例えば、「A」という選択肢が多数派になったのにかかわらず、出た結果に対しトップ(社長)が、「おれは『B』の方がいいよなあ」とか言ってはいけません。
このような多数決をとるようなタイプの場合に、いわゆるトップによる「ちゃぶ台をひっくり返した」ように『やっぱりこっちがいい』的な感じになると社員の反発を買い、しいてはモチベーション低下につながってしまいます。
アンケートを取ることはとても良いことなのですが、その代わりに、少しでもその結果を踏まえての「解答」「改善」を伴わないのであれば、アンケート自体の実施を一度『再考』された方がいいかもしれません。
関連
関連コンテンツ
「振替休日」と「代休」の違い 質問ですが「振替休日」と「代休」の違いはわかりますか? 残念ながらこの2つの違いをきちんと理解して運用している会社は意外と多くありません。 実際、社労士でも理解できていな…
4月になると新入社員が入社する会社も多いのではないでしょうか? 新社会人の方は、期待と不安を抱きながら、これからの未来に胸躍らせているかと思います。 新社会人の方や転職での入社でも多くの場合、試用期間…
令和6年度(令和6年4月1日から令和7年3月31日まで)の雇用保険料率は、令和5年度と同率となりました。 具体的には、次の通りになります。 1.失業等給付等の保険料率は、労…
令和6年度の協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率に、本年3月分(4月納付分)から適用となります 神奈川県は昨年と同じ健康保険料率で10.02%となります。 東京都は9.98%と昨年よ…
はじめに 本試験を受験された方、お疲れさまでした。 私自身、昨年合格したまだホヤホヤな状態?ではありますが、 1年間受験勉強していない状態でどのくらい回答できるのかという自分を試すいい機会かと思い、今…
本日は社会保険労務士試験の合格発表の日でした。 無事に合格されたみなさん、合格おめでとうございます。 私も昨年合格発表の時のことを思い出します。 何となく自己採点で合格圏内…