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Release: 2022/07/26 Update: 2022/09/01

「ラジオ体操」がメンタル不調を防ぐ

「運動」はメンタル不調に効果あり

10年ほど前くらいに「運動」には抗うつ効果があるのではないかと気づいた医師がいました。
なぜならば、うつの患者で運動をしている人たちは、何度か受診した後、病院には戻ってこなかった(症状が軽くなった・完治した)ことが多かったという実感があったからだそうです。

そして、実際に研究を調べたところ、まさにその通りでうつの予防運動でうつになるリスクを下げられるという研究結果が出たそうです。

 

私が会社員時代に体感していたこと

実は私自身も「運動」の効果というものになんとなく気づいていました。

なぜならば、以前勤めていた医療法人では、10以上の病院・施設・クリニックなどを運営していましたが、その中で、ある病院では毎朝あることを欠かさずやっていたことがありました。

 

ラジオ体操のススメ

それは、「ラジオ体操」です。

たかがラジオ体操と思いますが、毎日継続するといった習慣づけは馬鹿にできません。

私たちの世代は、子供のころは夏休みには毎日公園でラジオ体操に参加していた世代です。
ただ、今はラジオ体操自体しなくなった学校や自治会も増えてきて、若い世代はラジオ体操を知らない世代が増えてきているそうです。

 

ラジオ体操はいろんな体の部位を使うことで、神経も活性化されます。

そして、実感としてあったのが、ラジオ体操をしている病院だけ、なぜかメンタル疾患で職員がお休みする・長期休職するといった事例が極端に少ない、あるいは皆無だったという記憶があります。

 

このことをきっかけに、私たちが所属していた本部でもラジオ体操が導入されました。
もともとチームワークの良い、風通しの良い職場でしたが、朝からより新鮮な気持ちで働くことができ、メンタル不調の職員も私が退職するまではいなかったと思います。

 

ある医師が教えてくれたこと

実は、会社でラジオ体操を取り入れる前に医師の方とお話した際に、「なんで近年うつ病とかメンタル疾患が増えてるかわかる?」っていう話になった時に、その医師が「みんなラジオ体操をやらなくなったからだよ」と真顔で言われたことを思い出します。

最初は「またご冗談を」と半分思ったのですが、今思うと、「ホントにそうなのかも」と思っています。

 

まとめ

ラジオ体操は5分もあればできます。朝にやると体が活性化され、脳も活性化されるのでおススメします。
「たかがラジオ体操、されどラジオ体操」とお思いの方も多いかと思いますが、実際にメンタル不調者が多いので困っている、何か対策法があればとお悩みの会社の方がおられましたら、是非一度お勧めしたいと思います。

 

 

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