Release: 2022/09/09 Update: 2022/09/09
<コラム>社員アンケートは覚悟を持って受け止める
会社が社員(職員)にアンケートを取ることによって、「職場環境の改善を図りたい」というご相談を受けることがありますが、
ここで重要なのが、実施した会社・社長(経営者)がきちんと「アンケート結果を真摯に受け止める」ということです。実際に多く寄せられたことについて「なるほど」と社員の考えていることに耳を傾ける(傾聴)ことが重要です。
よくありがちなのが、結果を社員に公表することまではしたということでそれはよいことなのですが、そのあとは何の対策も講じずに「ほったらかしにする」のは逆効果です。
それならば最初からアンケートを取らない方が無難です。
例えば、「A」という選択肢が多数派になったのにかかわらず、出た結果に対しトップ(社長)が、「おれは『B』の方がいいよなあ」とか言ってはいけません。
このような多数決をとるようなタイプの場合に、いわゆるトップによる「ちゃぶ台をひっくり返した」ように『やっぱりこっちがいい』的な感じになると社員の反発を買い、しいてはモチベーション低下につながってしまいます。
アンケートを取ることはとても良いことなのですが、その代わりに、少しでもその結果を踏まえての「解答」「改善」を伴わないのであれば、アンケート自体の実施を一度『再考』された方がいいかもしれません。
関連
関連コンテンツ
「振替休日」と「代休」の違い 質問ですが「振替休日」と「代休」の違いはわかりますか? 残念ながらこの2つの違いをきちんと理解して運用している会社は意外と多くありません。 実際、社労士でも理解できていな…
健康経営と助成金・補助金 健康経営とは 健康経営とは、企業が従業員の健康管理を戦略的に行いながら、経営全般にわたって健康に関する視点を取り入れる取り組みのことをいいます。 この取り組みを行うことで、…
池袋の西武百貨店で8月31日にストが実施されました。 私自身、大学時代4年間池袋に通っていたので、親しみがあり、特に西武線沿線を利用されている方は駅直結で大変便利でもあります。 最近では、会社の労働組…
択一式 本日は、択一式の総評を行いたいと思います。 はじめに解答した感想ですが、ぶっちゃけ言ってしまいますが、 (1年のブランクがあるにもかかわらず)昨年より得点取れてしまいました。 (ただ、本試験会…
本日で社労士として開業してから6か月となりました。 開業してからいろいろな方々との出会いがあり、いろんなお話を聞くことができて こちらとしても大変刺激になったり、勉強になったりすることも…
あけましておめでとうございます。 昨年は、「メルマガの発行」や「よろず勉強交流会」を立ち上げたこともあり、いろんな方との交流を活発にでき、良い出会いに恵まれた一年でもありました。…