Release: 2022/09/09 Update: 2022/09/09
<コラム>社員アンケートは覚悟を持って受け止める
会社が社員(職員)にアンケートを取ることによって、「職場環境の改善を図りたい」というご相談を受けることがありますが、
ここで重要なのが、実施した会社・社長(経営者)がきちんと「アンケート結果を真摯に受け止める」ということです。実際に多く寄せられたことについて「なるほど」と社員の考えていることに耳を傾ける(傾聴)ことが重要です。
よくありがちなのが、結果を社員に公表することまではしたということでそれはよいことなのですが、そのあとは何の対策も講じずに「ほったらかしにする」のは逆効果です。
それならば最初からアンケートを取らない方が無難です。
例えば、「A」という選択肢が多数派になったのにかかわらず、出た結果に対しトップ(社長)が、「おれは『B』の方がいいよなあ」とか言ってはいけません。
このような多数決をとるようなタイプの場合に、いわゆるトップによる「ちゃぶ台をひっくり返した」ように『やっぱりこっちがいい』的な感じになると社員の反発を買い、しいてはモチベーション低下につながってしまいます。
アンケートを取ることはとても良いことなのですが、その代わりに、少しでもその結果を踏まえての「解答」「改善」を伴わないのであれば、アンケート自体の実施を一度『再考』された方がいいかもしれません。
関連
関連コンテンツ
内定を通知した後に企業が内定を取り消した場合 法的には 「解雇に準じた扱い」となり、慎重な対応が求められます。以下の点がポイントとなります。 1. 内定の法的性質 企業が内定を出した時点で、労働契約(…
介護の日の由来と目的 「いい日、いい日」に込められた思い 介護の日は、毎年11月11日に設定されており、その由来は日本語の語呂合わせから来ています。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」と…
新卒離職率30%の現状とその背景 離職率30%の統計データと現代の傾向 現在、日本における新卒社員の3年以内の離職率は約30%に上ります。 この割合をさらに詳しく見ると、大学卒では32…
今月は「職場のハラスメント撲滅月間」です 厚生労働省では、12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定めています。 職場のハラスメントをなくし、みんなが気持ちよく働くことができる職場環境つくりを推進する…
年収130万円(60歳以上or障がい者は180万円)を超えた場合、社会保険の扶養(被扶養者)の収入要件を満たさないため、扶養から外されてしまうのが原則となります。 そこで、もし年収130万円を超えてし…
はじめに 本試験を受験された方、お疲れさまでした。 私自身、昨年合格したまだホヤホヤな状態?ではありますが、 1年間受験勉強していない状態でどのくらい回答できるのかという自分を試すいい機会かと思い、今…